1.サーフボードの名称
ノーズ(Nose)ボードの先端のこと。ショートボードでは細かい取り回しを可能とするため、基本的には鋭利に尖らせてあります。ただ、ショートボードでも丸みをつけたエッグノーズにすることも可能です。その場合の利点は、直進性の確保と同時に、安定性が増し、大きなマニューバを描きやすくなります。
レール(Rail)ボードの両サイドのこと。このレールを波に食い込ませて波に乗ります。レールのデザインには目的別にいくつかの種類があるため、波のサイズや自分のサーフスタイルに合わせたレールデザインを選ぶことが重要です。
ボキシー(Boxy) 浮力重視、ターン時に加速性を求める場合に使う。反面、波へのコントロールが難しい。
(Low) 浮力はないが、波にレールを食い込ませやすい、その反面加速しにくい。 ※ 単にミディアム、というのではなく、例えば「ミディアム・ロー」「ミディアム・ボキシー」といったオーダーも可能です。
テール(Tail)ボードの後部のこと。テールもレールと同様に、水に食い込ませてコントロールする部分になる為、いくつかあるデザインから目的に合ったデザインを選ぶことが重要です。また形状に関係なく、テールの幅を調整することにより、波のタイプにあわせてボードを仕上げることができます。幅を大きくとれば小さな波でも安定したターンをしやすくなり、幅を小さくすれば大きな波でもひっかかりにくくすることができます。
スカッシュ(Squash) ショートボードの基本形。癖のないドライブの効いた大きなターンを可能にします。
ラウンド(Round) 左右の角を取る(ラウンドさせる)ことによって、スムーズなターンを獲得します。さらに角を取るとラウンド・ピン(Round Pin)となります。その場合は多少の直進性を補強することができます。ビックウエーブ用の板に多く用いられるテール形状です。
スワロー(Swallow) テールの中心線で割れている形。素早いターンをするときに水の抵抗を下げることのできるテール。
フィッシュ(Fish) 小波用ボードに使うことが多く、力のない波でスカッシュよりもドライブを効かせるために考えられた形状ということもできターンの性能がアップします。 ツインフィンとの組み合わせでクラシカルスタイルによく用いられます。
長さ(Length)ノーズからテールまでのボードの長さのこと。自分の体格、波のサイズ、自分のスタイルや現在のレベル等様々な状況により最適な長さは変化します。
(例 : 6.0 6.1 など)
幅(Width)サーフボードの幅のこと。オーダーのときはボードの一番幅があるところの数値をいいます。幅があれば安定もするし、回転性に優れるケースもあります。が、逆に幅がありすぎた場合、直進性に問題が出てきます。バランスの取れた幅を決めるのがポイントです。
厚み(Thickness)サーフボードの厚みのこと。オーダーのときはボードの一番厚みがあるところの数値をいいます。厚みがあればそのぶん浮力が生まれる為、パドル・テイクオフが早く楽になります。反面、厚みを出しすぎるとコントロール性が失われる為レベルに合った厚みを選ぶ必要があります。
ボトム(Bottom)板の裏側のこと。フィンやコンケーブ、エッジ、といった、水の流れを計算されたいろいろな工夫がほどこされているところです。
コンケーブ(Concave)ボトム面の形状のこと。目で見てもあまりはっきりと分からないものからはっきりと形が見えるものまでさまざま。サーフボードの下を流れる水をこのコンケーブによって操作し、回転性や浮力、直進性などをコントロールします。シングル、およびダブルコンケーブ ボトムにスムーズにカーブしたコンケーブ(へこみ)を作ることにより水の流れを統御しようと考えられたもの。Veeコンケーブ ボトムに山形の筋をつけることにより、より容易なターンを目指したコンケーブ。チャンネルコンケーブ ストリンガーと平行に溝を切ることにより、直進性(スピード)を重視したコンケーブ。 現在は6本の溝を切る6チャンネルが主流。 ※ シングル&Veeコンケーブ等、上記の組み合わせを行うこともシェイパーによっては可能です。
フィン(Fin)ボトムのテール寄りに付けられたアイテムのこと。フィンによってサーフボードに安定感を出し方向性を決めます。三本ついたもの(トライフィン)が現在ショートボードの主流です。フィンにもいろいろな形、サイズがあり、取り外しのできるシステムを使うといろいろなサイズのフィンを試すことができます。
グラスオン(Glass On) ファイバーグラス製のフィンを直接サーフボードに樹脂によって固定したフィン 取りはずしができないためフィンの交換等は不可、また移動中に傷つけることが多く、とくにTRIPには不向き。単に「ONフィン」とも呼ばれる。
FCS(フィン・コントロール・システムの略) FCS社が開発し、またたく間にほとんどのサーフボードに使用されることになった取り外し自由なフィン。ラインナップが膨大で、例えば状況にあわせてセンターフィンだけを換えたり、自由なサーフィンライフを目指したフィン。
エッジ(Edge)ボトム側、テールのレールに角を持たせた部分をいいます。ターンする際にエッジが水に対する引っかかりとなり、よりスムーズなターンを可能とさせるパーツです。
ロッカー(Rocker)サーフボードは、ボトム側からノーズ方向、テール方向にそれぞれ反りを持っています。これをノーズロッカー、ボトムロッカーといいます。これらロッカーこそがシェイパーの理念がもっとも反映される部分と言えるでしょう。ノーズロッカーはターンのときの方向性を高めるとともにノーズが水に刺さらないようにしているパーツです。ノーズロッカーが強すぎると水の抵抗が強くなりスピ-ドの低下を招きます。テールロッカーは主にターンのときの回転性などをたすけるものです。またテールロッカーが強すぎると安定感を損なう恐れがあります。
ストリンガー(Stringer) ボードの中心線となるWoodパーツのこと。ライディング時にかかるボードのしなりを調整するパーツでもあります。通常この周辺にシェイパーがそのボードのスペックと、自分のサイン、カスタムオーダーの場合はオーナーサーファーの名前を書き入れます。
Sunday, January 08, 2006
サーフボードの名称
ハワイ
ハワイ
サーフィン発祥の地、ハワイ・・・
まさにサーフィンのメッカである由縁はここにある。
地球儀を見れば、ハワイ諸島が広大な外洋のど真ん中に孤立しているのがわかるだろう。
とてつもない量の水に囲まれている。
冬の間、超特大の低気圧が生まれ、直径が一千キロ以上という巨大なものもある。
低気圧がそのサイズや方向によって波を作り出し、ハワイをそれをとらえるための完璧な位置にあるということ。
太平洋を進んでくる波を、何もじゃまされることなくハワイに波をもたらすのである。
寒い日は鍋が一番・・・
↓
1.ワイキキビーチ
夏はワイキキなどを中心としたサウスエリアに波をもたらす。
基本的には、南寄りのスウェルが入ると波が上がり海は透き通るほどきれいで、子供からお年寄りまで楽しめるファンウエーブが中心だ。
レンタルのサーフボードも、ビーチで20ドルくらいで貸し出しているので、サーフィンをやったことがない人も、一度ここのビーチを訪れることがあるのであればサーフィンを堪能しておくべきである。
当然、ハワイのサーファーに敬意を払い、ルールさえ守ればローカルサーファーも君を受け入れてくれるでしょう。
ハワイは波もいいですが、ショッピングも最高です。
私のオススメはアラモアナショッピングセンターですね。
一流ブランドが点在してとても一日では全部のショップを見れないほど豊富です。
価格も日本で買うより安い。
皆さん、お買い物は計画的にね!
おいしいご飯には・・・
↓
2.ノースショア
ハワイで忘れてはいけないのは、小錦・武蔵丸じゃなくて
ノースショアです。
冬の期間は、世界各国からトッププロが終結し、己の限界に挑戦しているポイント。
山に例えるのであれば、エベレストみたいなところ・・・
冬のノースショアは半端じゃない。
ひとたび大きなうねりが入ると、60フィート近いサイズの波も来る
まさに、超エキスパートオンリーのポイントです。
カレントも川のような流れで、すぐに流されてしまいますし、ほとんどの波がチューブの波が中心で、なおかつ海底が浅いため(下は珊瑚礁)パーリングをすると大怪我につながります。
ここでは、世界最高クラスのトップサーファーが繰り出す芸術的なサーフィンを見る側として行くのが利口でしょう。
きっと、いつもビデオなどに出ているあの憧れのサーファーに会えると思います。
Saturday, January 07, 2006
サーフボードの選び方
1、サーフボードの選び方
上手いサーファーはどんなサーフボードでも上手に乗りこなすことはできます。
彼らは、今までに何十本と色々なサーフボードに乗り、そして自分の技術の向上には調子の良いサーフボードは必要不可欠だと言う事を知っています。
波の大きさや、やりたい技によってもサーフボードを使い分けているのです。
基本的には、波の小さい日は短めのサーフボード(5.10~6.1)、波のサイズが上がった場合はそれよりも少し長めのサーフボード(6.2~3)、台風などのビックウエーブには長めのサーフボード(6.6~7.2)と波の大きさによって使い分けているのです。
当然、自分に一番ぴったりのサーフボードを探すのは苦労するでしょう。
サーフボードの基本的な選び方として、身長・体重・サーフィン歴・どういったサーフィンをしたいか?などのデーターをもとに、自分にあったサーフボードを見つける事が重要です。
初心者の方は、ある程度浮力のあるサーフボードをお勧めします。
なぜなら、浮力があるサーフボードはテイクオフも早いし、なおかつバランスが取りやすいため、ビギナーのうちは、技の練習をする前に安定したライディングを心がけスピードをつける練習 (アップス・ダウン)を行なってください。
自分も今までに何十本ものサーフボードに乗ってきましたが、やはり技術の向上にともない調子の良いサーフボードも変わっていきます。
とにかく、色々なサーフボードにのってみて自分にぴったりなマジックボードを探しだしてくださいね!
ここで紹介するサーフボードは、有名なシェーパーが削っているサーフボードで、とても調子が良いと感じるサーフボードなのでご紹介します。
・DAHLBERG・・・ RODNEY DAHLBERG(ロドニー・ダルバーグ)
10才の頃からサーフィンを始め、13才の時にシェープをはじめ、2005年現在27年のシェープ歴を誇るサーフィン界の大御所。
各パーツを究極のバランスで融合させる事を信念とし、TEAMライダーのみならず世界中のトッププロからも絶大な評価を得ているだけあって彼のシェーピングデーターは莫大なものである。
7年前よりプロファイルシステムを導入し、カスタムオーダーのボードデーターの管理を行い、全てのユーザー1人一人に対していつでも完璧な対応を行なうことでも有名である。
TEAM RIDER・・・ MARK OCCHILUPO(マーク・オクルーポ)
1999年 WCT WORLD CHAMPION
・JS・・・ JASON STEVENSON(ジェイソンスティーブンソン)
トップクラスの人気を誇るJS -ジェイソンスティーブンソン。
マシーンシェイプ全盛のこの時代に、ほとんどの工程をハンドクラフトで仕上げることにこだわり続ける。
彼の作るサーフボードはまさに完璧である。
TEAM RIDER・・・DEAN MORISON (ディーンモリソン)
・ DHD (ダレンハンドレー)
波のポケットやクリティカルなゾーンでタイトなターンを可能にし、波の変化に対して素早く反応し、ターン性にとても優れているサーフボードです。
また、ターンで生み出すドライブ性やスピードがとても優れており、ライディングには安定性も備わっています。
それでいてシャープな波に対しても、威力を発揮します。 カービング主体で波のボトム/トップを上下に攻めたい方にはお勧めです。
TEAM RIDER・・・ MICK FANINNG JOEL PARKINSON

Friday, January 06, 2006
HOW TO SURF テイクオフ
1.TAKE OFF
初心者の方が最初に苦戦するのがテイクオフである。
はじめはインサイドのスープの波で練習し、乗れるようになってきたら徐々に沖に出て本格的なテイクオフを始めてください。
最初はなかなか、サーフボードの上に立てないと思います。
海に通うようになって、大体3~5回目で板の上に立てるようになったら、あなたはかなりセンスがいいと思います。
テイクオフにおいて、一番重要な事は波を待つポジショニング・パドリング力・そしてテイクオフをする際のタイミングです。
最初のうちはどの波も同じように見えると思いますが、実は違うのです。
うねりの向きや風向き、海底の地形によって波は形成されますが、海に入る前に必ずカレントはどっちに流れているか? どの辺りで波が割れているかを確認してください。
大抵はうまいサーファーがいる近くが波のピークだと考えて下さい。
まずはアウトサイドで波待ちを行い、沖から来た波をキャッチして自分の進みたい方向に目線を合わせ、サーフボードの中心のちょっと前を腕立て伏せをする感覚で瞬時に立ち上がってください。 これがテイクオフです。
サーフボードの中心に前足、デッキ部分に後ろ足を置き姿勢は低めにとり、バランスを取りながら目線は常に先を見ること。
下を向いたりするとサーフボードが失速したりパーリングしたりするので、目線は常に進みたい方向を見る。
これがポイントです。
イメージできましたか?
繰り返し練習することによって、すぐに出来ると思います。
ここまできたら、あなたはサーフィンの虜になってしまうでしょう。
HOW TO SURF パドリング
◇パドル力をつける
パドルリングはサーフィンにとってもっとも大事な基礎になります。
パドル力をつけることによって、より楽に波に乗ることが出来るのです。
海にいる時間の大半はこの、パドリングをしているのです。
パドリングが上達すると、波の下をくぐる(ドルフィン・スルー)際も、ボードにスピードがついていないと、簡単に波に押し戻されてしまいますし、結局はこのパドリングの技術の向上が後のサーフィンを楽しむ上で絶対不可欠と言っても過言ではないでしょう。
ただし、パドリングに使う筋肉は主に広背筋といわれる筋肉を使いますが、普段はあまり使われていない筋肉のため、なかなか思うようには上達はしません。
当然、時間がある方は毎日30分でも海に入りパドリングをすることをおすすめしますが、週末しかサーフィンにいけない社会人サーファーの方には、以下のようなトレーニング方法をおすすめします。
1.チューブトレーニング
チューブを使うトレーニングはとても効果的なトレーニングとして知られていますが、今はパドルリングが早くなるために必要な筋肉を発達させるトレーニングチューブも売っています。
チューブトレーニングは自分の時間のある時にできるので、普段時間のない方でもこの方法を使えば週末のサーフィンが調子良くなること間違いないです。
常日頃から、ピンポイントに広背筋を鍛えているため海に入っても今までよりも波に乗れた。
簡単にアウトまで出れた・・・ と感じるでしょう。
このようなトレーニングをしているサーファー非常に多く、こっそりトレーニングをしている人が結局はいい波に乗れるのです。
サーフィンの歴史
サーフィンの歴史
世界で一番難しいスポーツの1つとして挙げられるスポーツ、サーフィン
一度、波に乗るともうやめられない。
それが、サーフィンである。
サーフィンの歴史について調べてみると、発祥の地はハワイである。
サーフィン界の長老デューク・カハナモクは、生涯海との情事を持ち続けた。
波は、彼の顔に微笑をもたらし、彼の胸に情熱を植えつけた。
その情熱とは、海に対する彼の愛情を出会った人みんなに分け与えるというものだ。
そのため、彼はどこでもサーフィンを携えて行なうのである。
1915年、デューク・カハナモクはクリアウォーター・ビーチでオーストラリア人にサーフィンを教えた。
彼は、東海岸にサーフィンを普及させた。
やがて、彼がワイキキでサーフィンを教えた者たちも、見知らぬ場所の波に挑戦するため旅立った。
こうしてサーフィンは、ハワイアンハートからアロハ・スピリッツとも世界に広がっていったのである。
1954年に始まったマカハ・インターナショナル・サーフィン・チャンピオンシップは、世界で初めて行なわれた、正真正銘の国際的なコンテストとなった。
現在サーフィン・コンテストで適用されている基準や方法は有名なマカハ・チャンピオンシップから生まれている。
ペルー、オーストラリア・カリフォルニアそして世界中のサーファーがマカハに集まり、国際的なコンテストの運営方法を自分の国へ持ち帰ったためだ。
サーフィンは、ノースショアにおけるプロコンテストが盛んになると共に、一般的なスポーツの世界においても成長を遂げ、独特の地位を確立した。
パイプライン・マスターズ及びワールド・カップなどのコンテストがテレビで放映されたことによって、サーフィンというスポーツが一般大衆にも普及していく。
今日のワールドシリーズの最終戦はハワイのノースショアである。
近代サーフィン発祥の地はワイキキ。
サーフィンの伝説は、ハワイから世界へと語り継がれていくのである。